あかとき庵の小松です。

新年あけましておめでとうございます。

私にとって去年の2018年は、例年とはまったく違った時間の流れを感じた年となりました。

よく少年少女時代は新しいことばかりを体験するので、一年が長く感じると巷では言われていますよね。

昨年は何となくそんな感覚に近かった一年だったなと感じています。

思い返せば一昨年（おととし）の12月は、まだあかとき庵を経営しながら東洋医学の学校に夜間通っていました。

そして2月に控えていた国家試験に向けて、追い込みの勉強をするべく仕事をじょじょにセーブ。

30代半ばにして必死に受験勉強をしていました（笑）

すでにことのき4月以降の国内国外の仕事が決まっていたので、「絶対に試験を落とすわけにはいかない」というプレッシャーが日に日に増していく中、ついに迎えた国家試験は無事に合格。

合格通知を見たときは「バンザイ！」ではなく、安堵感で全身の力がぬけたのを今でもよく覚えています。

3月には3年間通った東洋医学の学校を卒業し、治療院の仕事量を受験勉強をする前の状態に戻して春うらら

4月には治療業界大手のカイロベーシック社で、「温故知新　平直行　やわらぎ操体」DVDの撮影セミナーにプロデューサーとして仕事をし、初めて治療業界のDVD教材の制作に携わりました。

新緑が存在感をあらわす6月には、二度目のイタリアセミナーのためトリノへ飛んで２日間セミナーを開催。

お世話になっている私の先生をこのセミナーに招待することもできました。

イタリアから日本に帰国すると、４月に撮影したDVDのプロモーションがすぐにスタートし、プロモーションの一環としてフェイスブックで色々なゲストを迎えてライブ配信にも挑戦。

全国のたくさの先生方にDVDを手にとっていただきました。　

9月には私が治療の基軸にしている「操体」の発祥地である仙台でセミナーイベントを主催。

実は仙台へ行くことはかねてから念願だったので、初仙台でいい仕事ができたのはとても嬉しかったです。

仙台のイベントが終わるやいなや、10月にはアメリカコロラド州デンバーでセミナー講師として招致され初の渡米。

ところが渡米前日に台風がきて関空が使えない状況に・・・。出国当日に飛行機を振替して、成田からデンバーに飛ぶことを敢行し、無事にアメリカで教えることができました。

アメリカではアメリカ人の素晴らしいビジネスパートナーとの出会いがあり、海外での出版の話も浮上。

日本でも出版の企画が立ち上がっていたので、秋からは治療をする傍ら執筆をする時間をつくるよう心がけるようにしました。

そして12月は、私も運営に携わっているイタリアの治療家コミュニティーでクラウドファウンディングに初挑戦。

世界で人気のZen Shiatsuを東京で勉強する講習代をイタリアから支援していただきました。

エネルギッシュに生きる方法

というわけで、去年は何かと新しいことをたくさんやってきました。

そこで気がついたのは、新しいことをするときには自然とエネルギーが湧き出てくるということです。

もちろん新しいことをするときは想定外なことが起きたり、多少なりとも不安な感情が出てくるのはつきものなのですが、それもエネルギーが出てくるのに必要なプロセスなのかなと思っています。

そして想定外な素晴らしい出会いがあったり、応援してくれる人が現れたり、新しい仲間ができたりして面白いことがたくさん起こりました。

私は職業柄、基本的に何かしらの症状を抱えている人を相手にしているのですが、患者さんが元気になって人生を楽しんでいただけるよう、いいお手伝いができれば最高に嬉しいなと常日頃から思っていて、それがやり甲斐でこの仕事を続けています。

最後にお伝えしたいことは、どんな新しいことに取り組むときでも、常に軸足はあかとき庵にありました。

私の治療院を訪れる方々がいたからこそ、去年は色んなことにチャレンジできたと思うと、自然と感謝の念が心に湧いてきます。本当にありがとうございます。

今年もたくさんの初体験を積み重ねていきたいと思っていますので、楽しんでいただけたり、いい刺激になれば幸いです。

本年もどうぞよろしくお願いします。